機械工学コース(学部)の教育研究の取り組み
本コースでは「プロ」の技術者,研究者を育成することを目的としています.そのためには,数学,物理学などの基礎科目を充分に修得したうえで,機械工学の基盤となる専門科目を学び,さらにより専門化された領域の科目を学びます.そのいずれの学習過程においても,事象の本質的理解と修得知識の応用,論理的かつ柔軟な思考力と計画的アプローチ,システムデザイン能力と自己表現,技術者倫理に基づく責任などを教育目的とします.
本コースの卒業生は,機械技術者として様々な企業や組織の第一線で活躍しています.近年,本コースの卒業生の過半数は,高度な知識と自ら問題解決する能力を養うために,本学あるいは他大学の大学院(博士前期課程)に進学します.さらに最先端な研究を行う教員のもとで,より一層学究を極めるために,博士後期課程に進学する道も用意されています.
機械工学コース(大学院)の教育研究の取り組み
機械工学の基盤となる基礎知識と専門領域の学問を修得し,幅広くかつ最終的に大学院博士後期課程までの系統的な教育を視野に入れて,以下の4つの教育・研究領域が用意されています.
- 機械を構成する部材のための材料・強度・変形
- 生産技術,トライボロジー理論,さらにはマイクロ加工システム・要素
- 輸送機器,生産システムなどのシステム制御,生物・生体の特性や機構を模倣した機器設計
- 最小エネルギーによる最大効率のための環境・熱流体エネルギー
なお,総括的に特別演習と特別研究を行い,問題発見能力と問題解決能力を養成します.前期・後期課程を通した教育プログラムにおいて,機械工学の基盤となる基礎知識と専門領域の学問を修得し,幅広くかつ高度な研究開発・実用化を促進し得る人材育成を行います.
博士後期課程の特色
機械工学コース博士前期課程(修士)からの進学者や学内外の社会人からの入学者にも開かれた幅広い窓口を有し,高度な専門知識を持つ人材を育成します.