静摩擦係数 -見えざる面の真実を暴く-
研究内容
専用装置を用いて,面接触状態で静止した金属試料の接触状態および摩擦現象のメカニズムを解明します.
金属の接触面挙動は産業部品の構造部に多く存在しますが,直接観察が難しい事から 基礎的な現象が解明されていません.そこで私達は新しい装置および測定方法を開発し, 高精度な評価体系の確立に取り組んでいます.
試料に加えられた荷重,接触部の真実接触面積および接近量の変化から接触剛性値を算出します. また別装置にて荷重および摩擦力変化から静摩擦係数を算出し,接触面の静的な剛性とせん断力に対する挙動と耐力を評価します。
試料の材質や表面処理,評価環境を変化させる事で,世の中に多く存在する接触問題の解明や,新しい表面技術の開発を目標としています.

研究中のテーマ
- 面接触状態にある金属間に生じる静摩擦係数の研究
- 静摩擦係数測定器の開発
担当者一覧 現在このテーマを担当しているメンバーの一覧です.