飛翔体近傍の非定常流れへの3D-BOS法の適用

飛翔体近傍の非定常流れへの3D-BOS法の適用

航空宇宙分野では超音速流れに関する研究が世界中で盛んにおこなわれています.はやぶさの大気圏再突入カプセルの遷音速域での姿勢の動的不安定問題や,超音速旅客機のソニックブームの騒音問題などの航空宇宙分野の問題解決には超音速・遷音速流れ場の解明が不可欠です.しかし,飛翔体の後流領域の流れは現象が複雑で,数値流体力学(CFD)による解析の精度もあまり高くありません.そこで,当研究室では流れ場の可視化手法の一つであるBOS法を用いて飛翔体回りの流れを多方向から撮影し,3D画像再構成を行うことで飛翔体回りの密度場の3次元計測を行っています.3次元計測で得られた3次元の実験データによってより精度の良い解析の実現と,飛翔体近傍の流れ場の解明を目指しています.

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